手本とするべきチームはミラン。ファン・セバスティアン・ベロンの言葉である。
「現時点ではミランは僕らより一段階上にいる。２、３年同じチームでやってるからね。でも、今年のインテルはアドリアーノとビエリのゴールでタイトルを勝ち取れると思う。二人が一緒にプレーする上で問題はないはずだ。ゴールを決められるようなおぜん立てさえすれば、後は二人で何とかしてくれる」
ボボ・ビエリの意欲の高さには強い印象を受けたとのことだ。
「ビエリはとても調子が良さそうで、やる気が十分に感じられた。長期間グラウンドを離れていたサッカー選手は、復帰するのが待ち遠しくて仕方がないという気持ちになる。彼はモチベーションを高めていて、チーム状態が良いのを見て喜んでいる。ビエリは知り合った時からずっと変わっていない。これは間違いなく良い兆しだ」
腰の負傷でほぼシーズン全体を棒に振るという苦難の一年を乗り越え、ベロンも調子を取り戻した。インテルを引っ張っていく準備はできている。バーゼルとの試合に勝たなければならないという課題が残っているが、新しいシーズンは順調なスタートを切った。
「状態は日に日に良くなっている。去年は手術をして、コンディションを取り戻すために１月からずっとトレーニングを積んできた。実際にグラウンドで相手選手とぶつかり合って感覚を戻す必要があった。練習やテストマッチは公式戦とは違う。バーゼル戦が難しい試合になることは分かっていた。こういう真剣勝負は１１月以来やってなかったからね。でも、９０分間出場できたことには満足している。たぶんプレーの内容自体はそれほど良くなかったと思うけど、重要な一歩を踏み出すことができた」
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