【ユベントス、新たな狙いはロタンとビエリ=セリエA】

欧州チャンピオンズリーグ勝戦終了後、ディディエ・デシャンを新監督に迎えるであろう新生ユベントスが、徐々にその輪郭を現してきた。オリビエ・カポとジョナタン・ゼビナを移籍金ゼロで獲得したのに続いて、ユベントスの補強の目は引き続きフランスに向けられている。
ゲルゼンキルヘンで行われる欧州チャンピオンズリーグ決勝にユベントスはスカウトを派遣。“フランスのベッカム”ことジェローム・ロタンを特に重点的に視察する。多様な能力と爆発力を兼ね備えたサイドアタッカーであり、左サイドでザンブロッタと組めば、非常に強力なコンビとなることだろう。
前線に関しても補強の動きはある。クリスティアン・ビエリを復帰させたいという希望は以前から失われてはいない。シーズン終盤の不調によりインテルの勝利にあまり貢献することができなかった上、留任が見込まれるザッケローニ監督との不和やサポーターとの険悪な関係を考えれば、ビエリがユベントスへの復帰を検討するというのは、理に適っている。
とはいえ、交渉は決して楽ではないだろう。トレードの鍵と見られる選手はカモラネージ欧州選手権(ユーロ)への出場が予定されており、そこでの活躍次第では彼の評価額も上昇する可能性がある。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040526-00000019-spnavi-spo.html