インテルで困難続きのシーズンを過ごしたクリスティアン・ビエリだが、もはや彼の目はユーロ2004(欧州選手権)へと向けられている。「準備は十分にできている。勝ちたいという強い意欲がある」とビエリはインテルの公式サイト上でコメントした。
「ゴールを決めるのは僕の仕事だ。今後も続けていけるよう願っている。欧州選手権は重要な大舞台であり、万全の準備をしてきた。その成果を出したいと思う。あまり熱くなり過ぎないといいね。楽しい雰囲気にするために多少の熱さは必要だけど」
イタリアは優勝候補の一角に挙げられている。
「そういったことに興味を持つべきではない。楽な戦いになると思ってしまうからね。常に集中力を高く保たなければならない。ほかにも優勝を狙う強力なチームがいくつかある。イタリアはその中の一つだ。だが、目標を達成するのはとても難しいことだろう」
優勝を争うチームに関しては、ビエリはこう語った。
「フランスは素晴らしいチームだが、ほかにも強力なチームは多い。チェコ、イングランド、ポルトガル、スペイン、ドイツのように。厳しい戦いになるだろうけど、最後までたどり着きたい」
トラパットーニ監督の選んだ招集メンバーをめぐる論議に関しては、こうコメントしている。
「論争には慣れているから、もう何とも思わない。毎日の食事と同じくらい、当たり前に存在するものだ。食べずには生きられないのと同じように、論争なしでは生きられないのだろう。インザーギ(ミラン)がメンバーからもれたのは少々残念だ。電話で話をしたが、けがは順調に回復しつつあると言っていた。だが、これは彼と監督との間の問題であり、首を突っ込むつもりはない」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040523-00000008-spnavi-spo.html