【インテルのマテラッツィ、相手選手を殴り問題に=セリエA】

イタリア・セリエAシエナのDFブルーノ・チリッロの代理人と弁護士は、マルコ・マテラッツィに対して法廷への訴えを起こすことも検討している。
チリッロの代理人フェデリーコ・パストレッロ氏によれば、「現在、われわれの弁護士は、通常の法廷に訴えることができるかどうか検討している。復しゅうのためではなく、ただ正義をはっきりさせるためだ」とのことだ。
規律委員会の方では、委員のマウリツィオ・ラウディ氏が簡潔にこう述べるにとどめた。「まだ試合に関する報告書は見ていない。だが、審判団のだれかが問題のシーンを見ていたようだ」
最後にチリッロ自身は、『sportmanagement.mc』のサイト上で、この件に関するインテルの立場をますます苦しくさせる発言をしている。
「すべては後半に始まった。僕はインテルのベンチの側でプレーしていたが、ベンチから10メートルほど離れてタッチライン際に座っていたマテラッツィが、僕に繰り返し侮辱的な言葉を浴びせかけてきた。彼の隣にはインテルの関係者が何人か座っていて、その中の1人のスタッフは、マテラッツィの行為を煽り、楽しんでいた」
「交代のためグラウンドを出たとき、マテラッツィを見つけて、試合中の侮辱的な言葉について説明を求めるため彼に近づいていった。その時、副審は近くにいた。マテラッツィはそこで僕に向かって振り向き、突然攻撃してきた。最初は左手で顔面に平手打ち、それからこぶしで顔を殴られた。本当に突然のことだったから驚いたよ。僕を殴った後、マテラッツィは彼のこの重大な行動に気付いた数人の関係者に連れられて離れていった」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040203-00000021-spnavi-spo.html