【ユベントス、カンナバーロを獲得間近か=セリエA】

レアル・マドリーへの移籍話が流れたことで、インテルはDFファビオ・カンナバーロの新たな移籍先を探している。マンチーニ監督は、イタリア代表で主将を務めるカンナバーロに放出の可能性があることを繰り返し示唆しているが、これは左サイドの補強という問題が未解決のまま残っているという事情もある。
セーザル獲得の可能性はもはや消え失せたため、インテルは再びユベントス接触してカンナバーロカモラネージのトレードを提案した。モッジはこれを検討し、カモラネージではなくウルグアイ人GKカリーニとカンナバーロとのトレードという返答をしたようだ。
カンナバロは、相変わらず移籍市場の話題の中心にいる。マドリーの“銀河系軍団”への移籍は失敗に終わったため、インテルはクラブの財産である彼を次にどう有効活用するかを検討している。契約期間が2005年までとなっていること、年俸が400万ユーロ(約5億4000万円)以上に上ることを考えると、カンナバーロを売却することはインテルにとって1600万ユーロ(約21億6000万円)の意味を持つことになる。したがって、戦力的には十分でもう少しコストのかからない代役を探すのが適当だろう。
移籍市場のうわさでは、インテルユベントスとの間でカンナバーロカモラネージのトレードがあると言われている。ユベントスは崩壊状態にあるディフェンスを早急に立て直す必要に迫られており、インテルは左サイドの穴を埋めなければならない。マンチーニはセーザルにこのポジションを任せたいと考えているが、ラツィオのロティート会長は彼を売ろうとはしていない。そこで、両者にとって有益なこのトレードが実現する可能性はある。
あるいは、ユベントスカモラネージではなくカリーニをトレード要員にするかもしれない。ユベントスはカリーニの移籍先を探しており、インテルに行けばトルドのリザーブとして理想的な選手となるだろう。フォンターナは年齢が不安だし、元イタリア代表のトルドにも不安定なプレーが目立つようになってきた。
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