【ユベントス、ビエリ獲得の条件は?=セリエA】

ユベントスクリスティアン・ビエリを再び連れ戻そうと必死に交渉を続けている。火曜日の夜にはクラブ首脳陣がミラノでモラッティインテルのオーナー)と会談。合意に向けたベースは作られたが、トレードされる選手が決まっていない。ユベントスとしてはインテルの要求する2000万ユーロ(約26億8000万円)を支払うつもりはなく、マルコ・ディバイオとのトレードを申し出ているが、インテルはより好条件での取引を望んでおり、パベル・ネドベドにまで狙いを定めているようだ。カンナバーロも交渉に絡んでくるかもしれない。
モラッティは否定していた(「ユーベの関係者とは会っていない」)ものの、両クラブ首脳陣による会談は実際に行われており、その成果もあったようだ。合意に至る道筋はまだまだ長いが、双方ともに交渉を行いつつ要求を引き下げていく気はあるようだ。カペッロ新監督はビエリを高く評価しており、ユベントスのフロントにできる限りの手を尽くして彼を獲得するよう要請を行っている。
クラブとしてもある程度の出費をする覚悟はあるが、インテルの要求する2000万ユーロを出すことはできない。この金額を下げるため、モッジは1人または複数の選手とのトレードという形に持っていきたいと考えているが、これまでのところ合意には達していない。ユベントスディバイオを譲り渡そうとしているが、FWには困っていないインテルネドベドとのトレードを要求するつもりだ。
この交渉にはファビオ・カンナバーロジャンルカ・ザンブロッタも絡んでくるかもしれない。モッジはディフェンスの補強の軸としてカンナバーロを欲しがっており、インテルザンブロッタを大いに気に入っている。双方は近いうちにあらためて交渉を行うという約束を取り付けているが、ユベントス側はあまり時間の余裕がないということをよく分かっている。ビエリにはレアル・マドリーなど欧州の他のクラブも目を付けているためだ。レアルは火曜日にビエリへの興味をインテルに伝えている。
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