【バッジョが最後の勇姿=欧州選手権出場には否定的−欧州サッカー】

 今季限りで引退するバッジョに最高の舞台が用意された。古巣でもある王者ACミランの本拠地は8万人の観衆で埋まり、37歳の国民的英雄に惜しみない拍手を送った。ブレシャが2−4で敗れ、バッジョにゴールはなかったが、持ち味の巧みなパスで味方の得点をアシストした。
 19歳でデビューして以来、セリエA6チームで活躍。ワールドカップ(W杯)米国大会では、ブラジルとの決勝のPK戦で外す屈辱を味わった。「唯一の後悔はあのPKだが、苦しみも戦いも素晴らしい経験だった」と振り返った。
 イタリア代表としてはトラパットーニ監督の粋な計らいで、4月のスペイン戦で最後の晴れ舞台に立った。6月開幕の欧州選手権出場を望む声は強いが、「もうそうなるとは信じられない」と否定的な見方を示した。 
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040517-00020597-jij-spo.html