【ロベルト・バッジョ「何より自分自身に勝つことができた」=セリエA】

ミランブレシア戦を終え、ロベルト・バッジョが最後のメッセージを残した。試合前に表彰を受けたバッジョは、試合後にも現在の気持ちをこう語った。
「とても感動的で素晴らしいことだった。大きな愛情を持って迎えてくれたミランに感謝しなければならない。これが私の最後の試合となった」

  • イタリア全体がロビー・バッジョを愛している。

「私のことを嫌いな人間もいる。だが、そのことよりも、現役生活を通して多くの人々が私を愛してくれたことの方が大きい。これまでずっと愛情を受けてきた。これ以上の終わり方はない」

  • 後悔は?

「94年ワールドカップアメリカ大会でのPKだ。だが、いったん選手生命が絶望となりながら、19年を経て今ここで喜びに満ちた現役生活の終了を祝っていることを考えると、何より自分自身に打ち勝つことができたと言わなければならない。それが一番大事なことだった」

  • あまりにも多くの負傷に苦しめられたことは忘れられない。

「自分の両足とは、愛と憎しみとが入り混じった関係にある。この両足は多くの喜びをもたらしてくれたが、年を経るごとに多くの苦しみも与えられた。特にグラウンドを走る上での影響が大きかった」
「後継者を見つけるのは難しい。いつの時代にも優れた選手もそうでない選手もいる。トッティと……それにカッサーノも素晴らしい選手になるための資質を備えている。トラパットーニと特に連絡は取らなかった。必要があれば一度くらいは電話してきただろう」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040517-00000017-spnavi-spo.html