『ガッゼッタ・デッロ・スポルト』が毎節ごとに選ぶ「フィールドのベスト3、ワースト3」のワーストナンバーワンに、インテル対ブレシア戦のインテルが選ばれた。
同紙は「インテルを愛することは、サポーターにとって、疲れを知らぬパワーの範ちゅうを超えた大仕事になってしまった」と伝え、「絶不調はエンドレス、ブレシアに奪われた3ゴールに対するリアクションがまったくなし」と散々な評価。
ホームゲームでの格下チームとの対戦で、先週のダービー戦の記憶を払しょくするためにも、インテルにとってはどうしても勝たねばならない試合だった。ところが結果は1−3と惨敗。しかも、後半にはブレシア選手と小競り合いを起こしたスタンコビッチが退場処分を受けてしまう。
インテルサポーターたちが現在のインテルに相当落胆しているのは明白だ。この日、「われわれのインテルに対する愛は不滅だ。われわれの君たちに対する愛は終わった!」と書かれた巨大な横断幕がゴール裏の中央に掲げられ、試合が始まる前からインテル選手たちを罵倒する大合唱が響いた。
ある地元記者のコメントがこの試合の勝敗要因を明確に表現している
「ブレシアのプレーは、サッカーのお手本ではないが、戦術的なインテリジェンスを見せつけた」
後半の逆転劇は、ロベルト・バッジョ不在だったとはいえ、戦術的にまとまったブレシアが、ゲームメーカー不在のインテルの戦術的な弱みを突き、自分たちの流れを作った結果だろう。
インテルはこの試合のあと、登録選手30名全員が合宿に入った。合宿期間は水曜のUEFAカップまで続く。
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