【インテルのサネッティ、チームの現状を語る=セリエA】

インテルハビエル・サネッティは、前節エンポリ戦での敗戦や現在の深刻な状況について、キャプテンとしての責務を果たすべく会見に臨まなければならなかった。
「今は苦しい時だ。この状況から脱するためには、これまで以上に団結しなければならない」
エンポリ戦でのエムレの退場は、インテルが置かれた苦しい状況を証明するものだった。
「あの時間帯には、みんなが熱くなっていた。それだけのことだ。僕もアルメイダも、彼を落ち着かせようとしたし、主審とも話したけれど、どうしようもなかった。そういうこともある。エムレはロッカールームで、すぐに僕らに謝った。それで終わりだ」
「グラウンド内では、自分たちの思い通りにプレーを表現することができなくて、不安だった。自分たちの試合をすることができなかったんだ。今は必死に練習をして、調子を取り戻さなければならない。クリスマス以前にやってきたことを、忘れるわけにはいかない」
「確かに今は、苦しい時期だ。リーグ戦の中断前にやっていたようなプレーができていない。再び立ち上がらなければならない。僕たちなら、それができる」
サネッティは、キャプテンとしてファンと向かい合い、怒りを鎮める役割も背負わなければならなかった。
「(ファンとは)落ち着いて話し合うことができた。チームが、これまでに到達していたレベルのプレーができなければ、彼らが怒るのは当然のことだ。建設的な話し合いができたし、彼らの怒りも理解できる。でも僕らにしても、エンポリ戦に敗れたことや、良いプレーができなかったことを喜んでいるわけではない。
自分たちの責任はすべて、負うつもりだ。ファンはずっと僕らをサポートしてくれた。僕らは彼らに満足感を与えてあげたい。今まではさまざまな理由により、それができていなかったけれど、できるだけ早く実現できるよう望んでいる」
ビエリの問題も、まだ解決されていないが?
「そんなことはない。僕らは真実を知っている。監督とクラブが説明した通りだ」
では、補強は行われるのだろうか?
「クラブ次第だ。新しい選手が来るなら、僕らは喜んで迎え入れる」
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