【ユベントスとインテルがスタンコビッチをめぐって熱戦=セリエA】

ラツィオセルビア・モンテネグロ代表MFデヤン・スタンコビッチ(25)の獲得をめぐり、ユベントスインテルの争いは続いている。ルチアーノ・モッジ(ユベントスGM)によれば、スタンコビッチはすでにユベントスと仮の合意に達し、レーガ・カルチョに移籍の届け出も出されたとのことだ。だが、スタンコビッチはこの仮契約を破棄し、その後アルベルト・ザッケローニ率いるインテルと合意したと明らかにしている。
2004年2月から適用される新しい規則によれば、こういった場合には選手本人の意思が重要となる。だが、その適用はあくまで2カ月後だ。従ってモッジは、ユベントススタンコビッチとの間ですでに交わされた契約が有効になると考えている。スタンコビッチがそれでもインテルに移籍したいのであれば、6月まで待たなければならないし、現時点では出場停止処分を受けることになる。
もう一つの可能性は、このままラツィオを出ないという選択肢である。だが、現在の騒動の成り行きを考えれば、当然その可能性は低い。モッジはインテルがスタムの獲得争いから手を引くのであれば、ユベントススタンコビッチから手を引く準備があると話している。ユーベとインテルの第一戦は引き分けに終わったが、1月には最終的な勝者が明らかになる。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20031231-00000013-spnavi-spo.html