【インテル、将来のスター候補としてガンビーノを狙う=セリエA】

イタリアの各クラブはボルシア・ドルトムントファンタジスタ、サルバトーレ・ガンビーノの活躍にすっかり心を奪われたようだ。数日前まではほとんど無名だったイタリア人選手だが、バイヤー・レバークーゼン戦で3分間の間に2ゴールを決め(試合は2−2で終了)、一躍ブンデスリーガの時の人となった。
ガンビーノは1983年生まれで、攻撃面に優れた能力を持ったイタリア国籍のMF。数週間前まではドルトムントのアマチュアチームでプレーし、VfBベストホーフェンから移籍してきた直後から高い能力を見せ付けていた。いまやミランユベントスインテルなどは彼をイタリアサッカー界の新たな期待の星と見ており、何が何でも彼を母国に連れ戻そうとしている。ボルシア・ドルトムントも好条件の契約を提示して引き留めようとはしているが、クラブに近い筋からの情報によればそれほどばく大な金額を支払ってまで引き留める気はないそうだ。
現時点で優位に立っているのは、トップ下の選手を探しているインテルインテルの攻撃陣に十分な戦力がそろっていることを考えれば、ガンビーノは急がず落ち着いて成長していくことができるだろう。ユベントスも状況の変化を注意深く見守っている。ミランは数多くの選手に目移りしており、おそらくガンビーノへの興味も数日で薄れることだろう。ローマ(すでにカッサーノとダゴスティーノを擁している)やパルマなどは獲得争いに参戦していない。
意外なダークホースになるかもしれないのがペルージャペルージャブンデスリーガでも積極的にスカウトを行っており、ハンザ・ロストックのアントニオ・ディ・サルボに加えてガンビーノにも将来に向けた大きな投資をする可能性はある。今後の成り行きに注目が必要だ。
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