【セリエAで再び薬物疑惑 2選手に陽性反応】

サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)が再びドーピング(薬物使用)疑惑にさらされている。10月に入って日本代表の中田英寿の同僚、パルマのMFブラジ、インテル・ミラノのFWカロンが立て続けに薬物検査で陽性反応を示した。
正式な処分は再検査後となるが、いずれのケースも使用を疑われているのは筋肉増強作用のあるナンドロロン。セリエAでは2000年から01年にかけ、ダービッツユベントス)シュタム(ラツィオグアルディオラブレシア)ら大物選手が出場停止処分を受け、大きな問題となった。
その後は陽性のケースはなく、沈静化したとみられていたが、違反者が相次いだことで疑惑が再燃しそうな情勢だ。
イタリアのスポーツ界には薬物使用に関する黒いうわさが絶えない。昨年の自転車ロードレースのジロ・デ・イタリアの薬物スキャンダル、最近もセリエAペルージャガウチ会長が所有するセリエC1(3部相当)チームで持久力向上に効果がある薬物服用を指示した疑惑が報じられた。
今回も選手は潔白を主張。しばらくはサッカー界を騒がす話題になりそうだ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20031024-00000002-kyodo_sp-spo.html