【インテルの代行監督が語る「2日間だけの夢」=セリエA】

クーペル監督の突然の解任を受けて、インテルモラッティ会長から代行監督に指名されたのは、同クラブのユースチーム監督の経験もあるベルデッリ氏。同氏は、今回の役職について、こうコメントした。
「全く予想していなかった。2日間だけの夢が始まったようなものだ。クーペルに起こったことは、できるだけ早く忘れるように努めなければならない。チーム内の様子に関しては「選手たちと話をした。過去のことはすべて忘れていくことができると確信している」と語っている。
「2日間だけの夢」は、厳密に言えば「90分間の夢」である。ベルデッリ氏は、ザッケローニ新監督が到着するまでの「つなぎ役」として、1試合だけインテルの監督を務めるからだ。
トップチームの監督として、初めて臨んだ記者会見で同氏は、クーペル前監督をこう評している。
「彼のことは、とても残念に思っている。本当に賞賛に値する人物だ」
その一方で、21日(現地時間)に行われるチャンピオンズリーグ・対ロコモティフ・モスクワ戦については、不安はないようだ。
「火曜日の試合では、選手たちはここ数日のプレッシャーといら立ちをすべて忘れて、試合に臨むことができるはずだ」
対ロコモティフ戦に起用するメンバーに関しては、戦術的にはこれまでと変化はない。だが、数人の選手にコンディションの問題があるため、多少の入れ替えは避けられないようだ。
「すべてを変えてしまうような、図々しいことはしないつもりだ。だが、負傷やコンディション不良による多少のメンバー変更は確実にあるだろう」
なお、この記者会見ではキャプテンのハビエル・サネッティも出席し、今回の監督解任についてこうコメントしている。
「監督が解任されるということは、好ましい状況ではない。責任は、選手全員にある。今は苦しい時期だけど、なるべく早くこの状態から抜け出したい。僕らはクーペルに反抗したことは一度もないのに、そういうことが新聞に書かれていたのにはウンザリする」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20031021-00000014-spnavi-spo.html