【インテル、クレスポの後がまにモリエンテス?】

 エルナン・クレスポチェルシーへの移籍により、インテルの前線にはひとつ席が空くことになる。マッシモ・モラッティ会長はクレスポの代役となるFWは獲得しないことを示唆していたが、実際にはインテルの補強担当者は注意深く移籍市場の動きを追っている。候補の一人と見られるのがレアル・マドリーフェルナンド・モリエンテスである。レアルではロナウド、ラウル、さらには若手のポルティージョの存在により出場機会が減少している。
 FIFA(国際サッカー連盟)の仲裁にまでもつれたアルゼンチン代表MFサンティアゴ・ソラリの一件などもあり、両クラブの関係は決して良好とは言えない(昨季ソラリの獲得が合意に至らなかったインテルは約束通り1000万ユーロ(約12億7000万円)を要求しているが、レアルはインテルがソラリに十分な年俸額を提示しなかったと非難し支払いを拒否している)。
 モリエンテスの移籍金は1200万ユーロ(約15億2400万円)で、問題の金額とはわずか200万の差である。両クラブはこの取り引きによって問題を解決するという手段をとる可能性もある。ロナウドの移籍条件としてインテルに加入する選手がソラリではなくモリエンテスになるというわけだ。モリエンテスが獲得できない場合、インテルボローニャのアルゼンチン人FWフリオ・クルスのことも気に入っているが、ユベントスも彼を狙っている。
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