パルマＭＦ中田英寿（26）の移籍交渉を行っていたＡＣミランのアリエド・ブライダ強化部長が10日、パルマ側と決裂したことを明らかにした。ミラノ市内のクァルクホテルで行われている「カルチョ・メルカート（合同移籍会議）」に出席していたブライダ強化部長は「確かに一度接触はあったが、折り合いがつかずに流れた。今は中田に興味はない」と話した。さらに同強化部長は「中田はいい選手だが、ルイコスタとリバウドがいるからミランには来ない」と、二人のスーパー司令塔を抱えるチーム事情からも中田獲得はないことを強調した。
ＡＣミランとの交渉が決裂したことで、中田がパルマで始動することが確実となった。パルマのミノッティ・チームマネジャーは「他の選手と同じように招集されている。18日に集合する」とチームの始動日から中田が合流することを明言。好転すれば移籍がいつ決定してもおかしくない状況ではあるが、このままなら中田は19日からのモルジェ合宿に参加して移籍先を探すことになりそうだ。
候補として残っているインテル・ミラノも、いまだに正式な動きはない。「中田は間違いなくパルマに残る」とブライダ強化部長は断言しており、中田がパルマに残留する可能性も出てきた。
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