ACキエーボ・ベローナのブラジル人ウィンガー、ルチアーノ・セケイラ（28歳）は、インテル・ミラノFCとの移籍契約にサインした。
・レンタル移籍
ルチアーノはレンタルでインテルに加入するが、来シーズン終了時点で完全移籍に切り替えるオプションが付けられている。同時にインテルの若手選手、フランコ・セミオリとアレッサンドロ・ポテンツァがキエーボに移籍し、両クラブが共同で2人の所有権を保有することになった。
・キエーボで大活躍
1998年にイタリアへ渡って来たルチアーノは、まずボローニャFCに加入し、その後キエーボへ移籍。キエーボがセリエAにクラブ史上初めて昇格した2001-02シーズンにルチアーノは大活躍を見せている。
・詐称が発覚
ところがその後、ルチアーノは生年月日を偽り、エリベルトと名乗っていたことを自ら認めて評判を落としてしまう。実際には20歳だったときに、ブラジルのパルメイラスSEと契約を交わすために16歳と偽っていたのである。
・全面的な出場停止処分
この告白に基づき、国内外での全面的な出場停止処分が下されたため、2002-03シーズンの半分を棒に振ることになる。サイドでプレーする選手を探していたインテルのエクトル・クーペル監督は、8月30日のセリエA開幕を前にして、左ウィンガーのルチアーノを構想に加えることになった。
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