【ローマのエメルソン「ユベントスにしか行きたくない」=セリエA】

エメルソンをめぐる駆け引きが激化している。ローマとレアル・マドリーは確かに移籍金1700万ユーロ(約22億7800万円)で合意に達していたが、エメルソン自身はこの話に耳を貸さず、ユベントス行きのことしか考えていない。
「僕の選択はもう決まっている。レアル? 奇妙なオファーだった。数カ月前には僕の要求額が高すぎると判断していたのに、今では考えを変えたようだ。インテル? もっといいタイミングで話を持ちかけてくるべきだった」
どうすることもできない。エメルソンの返事は一つだけであり、その返事はもうユベントスに向けられている。それ以外のオファーには、例えそれがレアル・マドリーのような権威あるクラブからのものであれ、聞く耳を持たない。唯一の問題は、ローマとの契約がまだあと1年残っており、ローマは貴重な戦力を最悪のライバルに移籍させないためにあらゆる手を尽くそうとしている、ということだ。こうなってくると、クラブ側と選手側との駆け引きは長引くことになりそうだ。
ユベントスとローマが、できるだけ早く合意してほしいと思っている。このことが問題に発展するのはおかしいと思う」とエメルソンは語っている。
エメルソンがユベントスを選んだのには、明確な理由がある。
ユベントスの態度は最初からはっきりしていたし、僕としてはすぐに信頼することができた」
そこがレアル・マドリーの場合との違いである……。
「僕の代理人は1月にレアルと連絡を取ったけど、その時には僕の要求が高過ぎると判断された。だから、なぜ今になって考えを変えて僕を獲得しようとしているのか理解できない……」
インテルに関しては、タイミングの問題だったとのことだ。
「(代理人の)ジウマールインテルとも何度も話をしたけど、こちらも妥当なオファーはなかった。たぶんタイミングが良くなかったのだろう。最近になって動きを見せてきたけど、もう遅い」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040603-00000011-spnavi-spo.html