ファビオ・カペッロを新監督に迎えたユベントスが、まず獲得を狙う選手の一人がインテルのFWクリスティアン・ビエリである。カペッロはビエリと良好な関係を築いており、ローマの監督だった時にも彼を欲しいという希望を隠そうとはしていなかった。ユベントスはビエリ獲得のためにマルコ・ディバイオとのトレードを提案する準備もある。インテルにとっては、スクデット争いの直接のライバルの補強に手を貸してしまうというリスクはあるものの、検討は行われているようだ。
ジョナタン・ゼビナを獲得し、チームの指揮をカペッロの手に委ねたのに続いて、ユベントスは移籍市場を揺るがす大型補強を計画している。第一の目標は、ザッケローニ指揮下で波のあるシーズンを過ごしたビエリのようだ。ビエリとザッケローニとの関係が思わしくないということを理由に、ユベントスのジェネラル・ディレクターのモッジはトリノに来るようビエリを説得する望みを抱いている。ビエリと引き換えにユベントスはディバイオをインテルに譲り渡すかもしれない。高い能力を持った選手であり、インテルとしても彼の加入は願ったりだろう。
インテルがビエリに対するオファーを拒絶した場合には、ユベントスはスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチに狙いを向けることになる。アヤックス所属のFWで、セリエAで力試しをすることを望んでいる選手である。カペッロも以前からイブラヒモビッチを高く評価しており、ローマでもセンシ会長に獲得を進言したことがあった。
一方で、レッチェのウルグアイ代表FWハビエル・エルネスト・チェバントンに関しても引き続き獲得の可能性が残っている。ユベントスは彼に大いに興味を持っており、最終的にはファブリツィオ・ミッコリのレッチェへのレンタルに加えて金銭を支払うという条件で獲得することになるかもしれない。
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