【ダービッツをめぐってミラノダービーが勃発=セリエA】

エドガー・ダービッツバルセロナを離れる可能性はますます高まっている。ユベントスが彼を手放したことが間違っていたと証明するため、イタリアに戻りたいと考えているのだ。彼の獲得を狙っているのはミラノの2クラブ、ミランインテル。特にインテルは、年俸約350万ユーロ(約4億7600万円)での3年契約という条件を提示し、大きく獲得に前進している。一方、イタリア王者のミランのオファー額は320万ユーロ(約4億3500万円)にとどまっている。
バルセロナはリーガを2位で終えて、予備戦なしでチャンピオンズリーグへ進む可能性が高く、ラポルタ会長も「彼はここに残る。来年は楽しんでプレーできるだろう」と語ってはいるが、やはりダービッツは再びイタリアへ戻ることになりそうだ。日曜日のラシン・サンタンデール戦の終了間際に途中交代を告げられ、カンプ・ノウの観客から感謝の拍手を受ける機会を得たことも、別れを感じさせる証拠の一つとなっている。
あとはミラノ勢の争いがどういう結果に終わるかという点だけが問題だ。提示額には30万ユーロ(約4000万円)の開きがあるとはいえ、争奪戦は非常に激しい。ミランへの復帰は、ダービッツにとって一つの賭けとなる。ミランで初めてプレーしたときには数カ月で放出されたということもあり、再加入すれば自らの価値を見せつけるチャンスとなるだろう。
ダービッツがスペインに移籍したときには、イタリアに戻るならローマに加入することが確実と見られていた。だが、今では状況は大きく変化し、エメルソン放出の可能性が高いにもかかわらず、ローマはもはやダービッツに興味を持っていないようだ。
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