イタリア・セリエＡのインテルに所属するイタリア代表ＦＷクリスティアン・ビエリは、ますますインテルから遠ざかりつつある。ビエリとモラッティ（インテルの会長）のラブ・ストーリーは、もはや終着駅に辿り着こうとしているようだ。残る問題は、ビエリの移籍先がどのクラブになるか、という点だけである。最初に候補に挙がったのは、ロシア人大富豪アブラモビッチのチェルシー。現時点で巨額のオファーを出すことのできる唯一のクラブである。
だが、チェルシーはビエリの移籍話を断った。今季の欧州チャンピオンズリーグにビエリを起用できないことと、６月になればトレゼゲをユベントスからロンドンに連れてくることができる可能性が決して低くはないことがその理由である。そうなると、ビエリの動向としてもっとも可能性が高いのはバルセロナへのレンタル移籍ということになりそうだ。バルセロナは、経済的にそれほど良好な状態ではなく、ビエリを完全移籍で獲得できる現金は持っていない。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040116-00000018-spnavi-spo.html
