二つ返事で
  
アルベルト・ザッケローニ・コーチ
モラッティからの電話は土曜の真夜中だったよ。‘大変なことになってしまったんで力を貸してもらえないだろうか?’って言われたけど、彼から電話が来た時点で心は決まっていたよ。彼らと私の考え方は完全に一致していたし、断る理由もなかった。この閉息状態をどうにかするにはチーム内で激しく競争させるしかない。そうやってポジションをつかんだ選手が試合で活躍するのは事実だよ」
調子にのってこんなこと言ってやがる
インテルのコーチにアルベルト・ザッケローニ氏が就任。契約形態は追って発表される模様。
ジャチェント・ファッケッティ副会長
「ブレッシア戦が終わった直後にクーペル・コーチと会長による緊急会談が行われ、そこで彼の連れて来たスタッフも一緒に解任ということが決定された。チームはヴェルデッリがみることになるが、水曜のロコモティフ・モスクワ戦からはアルベルト・ザッケローニ・コーチが指揮を執る」
エクトール・ラウール・クーペル
「何も言うことはない。我々は首になったんだ。後任?そんなの知らんよ。誰がなろうが私には関係ない。ザッケローニ氏には、せいぜい私のようにならないことを祈るとだけ言っておくよ」
ロナウド・ルイス・ナザリオ・ダ・リマ選手
インテルを愛する1人のファンして祝辞を述べさせてもらう。今日はインテルにとって不幸中の幸いの日だ。世界中のインテリスタがクビを長くし一日千秋の思いで待ち焦がれた夢が実現したんだよ。正直言って、個人的に何もなかったとしてもクーペルとは絶対に分かりあえることはなかったろう。彼は余りにもディフェンシヴでネガティヴな考え方に取り付かれている。それは僕の望んだフットボールじゃない。どんな理屈や根拠があったとしても絶対に受け入れられないし、彼と一緒では決して勝負に勝つことが出来ないと悟った。だから僕は泣く泣くインテルを去ることにしたのさ。今だから言うけど、レアル・サンマリノと話がついたから決めたわけじゃなくって、その時点じゃどこへ行くのか自分でも全く分からなかったのが真実さ。それでも僕はクーペルから離れたかったんだ」