【インテル:クーペル監督「クルスとザネッティはベストの状態ではない」】

セリエAサンプドリア戦を前に、インテルのエクトル・クーペル監督はピネティーナで記者会見に臨んだ。17日(現地時間)のチャンピオンズリーグで最高の試合を披露したこともあって、クーペルは強い自信を持っているようだが、21日の試合に対して油断はない。
「勝利に勢いづくのも大事なことだ。だが、ロンドンでああいった試合をしたからといって、21日の試合にも勝てるとは限らない。逆に、アーセナル戦が苦しかったとしても21日も同じとは限らない。われわれには、まだ解決しなければならないいくつかの問題がある。勝利がチームを勢いづけてくれるなら、また良いサッカーをして勝つことができるだろう」
解決すべき問題とは、具体的には数人の選手たちのコンディションが万全ではなく、ホームのサン・シーロで行われるサンプドリア戦にベストの状態で臨めないことだ。
「疲れの問題ではなく、痛みがあったり打撲を受けていたり、そういったことを言っている。まだシーズン序盤戦だから疲れのせいではない。ともかく、クルスとザネッティはベストの状態ではない」
わずかな変化を除けば、ハイバリーで勝利を収めたメンバーがそのまま出場することになるだろう。ビエリは引き続き欠場で、レコバの回復も予想より長引いているようだ。「いなくてもいい選手などいない。全員が重要な選手だ」と言いつつも、クーペルは試合に出場する選手たちに信頼を抱いている。
「チームは2、3人の選手だけに依存するべきではない。そうなってしまうと、代わりにプレーする選手のメンタルに影響し、刺激がなくなってしまう。ビエリやレコバといった選手たちが重要なのは明らかだが、そのほかの選手たちも全員が重要だ。それがチームのバランスというものだ」
サンプドリアに対しては好意的に評価している。「彼らはいい補強をしたと思う。2人の優れたFWがおり、かなりバランスの取れたチームだ。また、チーム内の雰囲気が盛り上がっているのは大事なことだ。それによってある選手やあるポジションの問題点をチーム全体で分担することができる」
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