【ローマのトッティ、欧州選手権後にレアル移籍へ】

フランチェスコ・トッティのフォルメンテラ島でのバカンスは、怪しげな形で終了した。フォルメンテラからはバルセロナ経由でイタリアへ帰国するのが普通だが、彼はマドリー発の便に乗って日曜日の午後にフィウミチーノ空港に戻ってきたのだ。
2日ほど前には、『エル・ムンド』紙によって行われたインタビューの中で、レアルへの移籍の可能性に関して「あるかもしれない」と答えていた。トッティレアル・マドリード移籍の話はここに来て再浮上してきた。スペインから流れてくるうわさによれば、トッティジネディーヌ・ジダンの後継者に収まる可能性もあるとのことだ。ジダンにはインテルが強い興味を示しており、ペレスとモラッティの間で交渉が進められる可能性はある。
イタリア代表でのプレーに存分に集中できるよう、トッティの移籍はユーロ2004(欧州選手権)後となることがすでに予定されているようでもある。『エル・ムンド』紙のインタビューによって彼自身の口から移籍の可能性が示唆されたのに続いて、日曜日の午後にマドリーからイタリアに戻ってきたという事実はこのうわさをさらに補強することになる。
トッティ放出のもう一つの間接的な証拠は、アルベルト・ジラルディーノがローマに加入する可能性が高まっているという点だ。ジラルディーノ自身がローマへの好意を語っていた(「僕とローマの間には何かがある」)が、彼の移籍金は決して安くはない。ユベントスが彼の獲得を断念したのも、あまりにも高額すぎると判断したためである。ローマのような経営難に苦しんでいるクラブが本格的にジラルディーノ獲得に動くには、主力選手の放出による多額の収入の見込みがなければならない。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040525-00000010-spnavi-spo.html