【インテルのカンナバーロ「ローマにはトッティがいる」】

リーグ戦の再開に向けて準備を行っているインテル所属のイタリア代表DFファビオ・カンナバーロは、スクデットの行方についてこうコメントした。
「現時点ではローマがよくまとまっているね。ローマの最大の武器はフランチェスコ・トッティ。彼はチームに欠かせない選手だよ」

「1月の移籍市場は、うまく使えば非常に有効なものだ。それは歴史が物語っている。子供の頃ナポリを応援していた時には、MFのチッチョ・ロマーノの加入が大きかったことを覚えている。もちろんはっきりとした目的を持って、補強は多くても一人か二人の選手に絞るべきだ。クラブが補強を行うつもりなのかどうかは分からない。いずれにしても今のインテルは、これまでの戦いぶりを見ての通り、質の高い選手をそろえたチームだよ」

「みんな素晴らしい選手だ。でも、彼らが今の所属クラブを去るとしても、それは1月じゃないんじゃないかな」

  • 2004年の目標は?

「重要な1年になるだろう。シーズン終了後に欧州選手権やワールドカップがある年はいつもそうだけどね。でも、ユーロ2004の前に、インテルで大きな目標をつかむことを考えなければならない。スタートは決して良くなかった。クーペルが監督を解任されたが、監督が代わるというのは所属している選手たちにとっても一つの敗北だと言えるんだ。期待されている通りにチームのクオリティを上げていかなければならない」
最後にタンツィ前会長が詐欺容疑で拘束された古巣のパルマに関して、こう述べた。
「タンツィ会長のことは個人的に知っている。彼自身も家族も素晴らしい人たちだから、今起こっていることは気の毒に思う。今の状況が大変なのは明らかだけど、何らかの判断を下すためにはもう少し待つ必要があるんじゃないかな」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20031230-00000009-spnavi-spo.html