【インテル、モラッティ会長は留任へ=セリエA】

先週日曜日のローマ戦前に、ファンから激しい抗議を受けたインテルのマッシモ・モラッティ会長は、29日の18時(現地時間)に予定されているクラブ会員の総会の場で今後の進退に関する意思を明らかにする。
うわさによれば、モラッティは落胆しているというより、むしろ怒っているとのことだが、ともかく会長には留任することになるようだ。火曜日のモラッティは一日中事務所に閉じこもり、テクニカル・ディレクターのマルコ・ブランカと副会長のジャチント・ファッケッティと会っていた。
クラブには何らかの変化が必要ではあるが、ザッケローニ就任直後のチームのまずまずのプレー内容や、今後の巻き返しに向けた同監督の前向きな展望は、モラッティを元気付けているようだ。
「ずっとインテルのためを思ってやってきたし、今後もそうしていく」とモラッティは語る。「そのために厳しい対応が必要なのであればそうするし、そうでなければまた別の決定をする。インテルには伝統的にさまざまなタイプのファンがいるし、彼らの言うことには耳を傾け、意見は尊重している。批判を受ければそのことについて考える。ショックを受けてはいないが、残念に思っている。しばらく考えて、何かをしなければならないようであればするだろうし、厳しい顔を続けるべきだと思えばそうする」
もしモラッティが辞任することになれば、ファッケッティが「昇格」するという可能性もある。火曜日にはファッケッティはモラッティに呼ばれ、40分間ほどの話し合いを行った。話し合いの内容に関しては極秘であり、両者ともに固く口を閉ざしている。
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